「現代は子どもを育てるには近すぎる?」 という題名ですが、

何が近すぎるのかと言うと、

子どもと親との心理的な距離感

が近すぎるのではないかと感じています。 



例えば、

自分の子どもと自分との距離感、

顔見知りのお母さんの子どもと自分との距離感

随分違うように感じますよね。



子どもに対して心理的な距離感が近いと、様々な弊害を生み出します。



子どもは自分とは違う存在なのに、

自分と同じような存在と勘違いし、

自分がよかれと思う方向に子どもを変えようとしたり、

自分の中にもともとある不安や心配を子どものせいにしようとしたり、

思い通りにならない子どもに感情が波立ちやすくなったりします。




では昔はどうだったのでしょうか。



今よりずっと、子どもの死亡率が高かった時代が長く続きました。

子どもは「7歳までは神のうち」なんて言葉も残っています。

7歳まではいつあちら側の世界に旅立ってもおかしくない、という意味も含まれているように思います。

またもちろん、成人の死亡率も高かったはずです。平均寿命も今よりずっと短いものでした。

親も子も、いつ流行り病などでなくなってもおかしくなかったでしょう。

また、病気になっても入院するような施設はなく、家で看取るのが普通だったでしょう。

死が今よりもずっと身近でした。



明日死ぬかもしれない、とリアルに思うとき、

人は自分や他人や物事に対して、もっと広い目でみれるのではないでしょうか。


明日死ぬかもしれない
、とリアルに思ったら、

子どもがどうであっても、今生きて子どもと一緒に暮らせることに、感謝の念も自然と湧いてくるように思います。




また、昔は子どもは地域全体で育てていたと聞きます。

一人の子どもに対して、名付け親、烏帽子親、拾い親など、とにかくいろんな名前の親がいたそうです。

そして、大きな子どもが小さな子どもを背負って面倒を見たり、

労働力の担い手としては引退した年配の方々が、親たちが働きに出ている間、子どもたちを見守ったりしていたのではないでしょうか。

子どもを自分だけではなく、たくさんの人の手で育てることは、子どもへの過剰な責任感が減り、自然と力みが抜けるように思います。



明日死ぬかもしれない、という意識で子どもと接する、

たくさんの人の手で育っている子どもと接する、

そうイメージすると、子どもとの距離感が今よりも離れるように思いませんか。

それは心の余裕にもつながります。



子どもと適切な距離感を保つことは、

子どもを問題視することや、

子どもに対し感情的になることが

減っていく方向に後押しするでしょう。




実際、江戸時代に日本を訪れた欧米人の観察者は以下のように述べているようです。

「子どもは朝から晩まで幸せそうだ」

「私は、これほど自分の子どもをかわいがる人々を見たことがない」

「子どもに対する禁止や不平の言葉は滅多に聞かれない」





子どもを人に預けるなんて、と遠慮する気持ちのある方は、

思い切って、一時預かりや学童などに子どもを託してみませんか。

信頼できる友人に頼んでみるのもいいと思います。



また、子どもにイライラしたりなど、何か問題が起きたとき、

明日死ぬとしたら、今私はこの子に対しどう接するのだろうか、

という視点を持ってみませんか。




イライラや問題と直接対峙しようとすることより、

子どもと適切な距離感をとることを意識することは、

まどろっこしいことと感じるかもしれませんが、

意外にじわじわと、

効いてくるかもしれませんよ。







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長崎鼻公園の光と影





子どもとの距離感が近い原因にはトラウマも大きく関係しています。


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